20190414 鈴木みのりライブへ行った

Zepp NAGOYAで開催された鈴木みのりさんのツアーの最終公演に行きました。
やっぱり8000人のマクロスオーディションを通過した人だけあって当然のように歌が上手い。とにかく歌声がパワフルでポジティブな力に溢れていました。ベースのキリンジ千ヶ崎さんとドラムのノーナリーブス小松さんの肉感的な演奏ともバッチリハマっていて、こういう曲が得意なんです!という自信や楽しさが伝わってきました。
持ち味であるポジティブな歌声は、内省的な曲でも声の明るさが前に出てくるので重々しくならない良さもあり、ブライトに響きすぎて感情がマスクされていってしまう面も見えました。坂本真綾さんのカバーである誓いを披露した時にはそれを強く感じて、本人は大ファンである彼女の曲を思い入れを込めてカバーしているけど、曲が持っているネガティブなものを多分に含んだ複雑な感情を表現するには歌声が朗らかすぎて、曲としては淡白な印象が残りました。
そんな1stアルバムや1stツアーらしいガムシャラさも、本人が意識してあえて打ち出している様子も伺えたので、実は戦略的で強かな人な部分を持っている人なのでしょう。