20190429 早見沙織ライブへ行った

 東京国際フォーラムホールAで行われた早見沙織さんのライブへ行きました。

 音数の少ない曲や弾き語りの曲での緊張感ある歌の表現力は素晴らしく、さすが役者と思わせる繊細さと迫力がありました。

 彼女は声の立ち上がりが遅れてくるタイプなので、音数の多い曲やロックサウンドでは声が埋もれてしまう傾向があるように感じました。また声がアダルトな響きを持っていて歌謡曲然とした曲ではレトロな印象がより強まるため、現代性とのバランスが上手く取れている「Bleu Noir」が好印象でした。ライブでは音色やノリの部分でロック寄りのバンドと噛み合う瞬間が少なかったので、サウンド的な面も含めて今のライブ体制は再検討の余地があるように感じました。

 中盤の映像は映し出される内容が即物的過ぎて曲の世界観を広げるより妨げていたので、あまり好きではなかったです。